「ブタがいた教室」
前回、「容疑者Xの献身」で号泣した娘と…です。
テレビドラマや映画を見てよくいっしょに泣きます。
そんな娘とぜひ「ブタがいた教室」を見たいと思いました。
そう。どんな反応なのか知りたかったのです。
この話、昔ドキュメント番組でみました。
とても興味深く、切なく、悲しく…そして感心しました。
なんてすてきな授業なんでしょう。
自分自身、ぜひともこの映画が見たいと思っていたのでした。
そして娘の涙する姿が見たい…
変でしょうか?
娘がテレビや映画を見て感情移入して泣く姿をみるのが好きです。
なんとなくホッとするのです。
「きっと、心が純粋なんだなぁ」
「人の痛みや苦しみのわかる子供なんだなぁ」
なんて…。
今日も案の定、娘とあたしは号泣でした。
帰り道、娘に
「あなたならどうする?」とたずねると
子供は間髪入れず「食べない。かわいそう」といいました。
あたしは意地悪く、「お母さんは食べるのに賛成だな」というと
聞こえるか聞こえないかの小さな声で
「共食い…」
意に沿わない答えへの抗議でしょうか。
それでも母のいわんとすることはわかったようで
「お母さんはね、…」と付け加えると
「わかってるよ。言わなくっても…」と半泣きでいいました。
9歳の子供の頭と心で精一杯このお話を受け止めたようです。
娘の心の内はわかりませんが。
案外「お母さんって本当にくいしんぼうっ!」なんて思っていたりして…
ダンナにこの映画の話をすると「酷やなぁ」と感想。
あたしには「残酷」という感じは全然しませんでした。
とにかくドキュメンタリーのような生々しい子供たちのセリフ。
真剣に悩む姿…涙…
そして妻夫木くんのさわやかなルックス。(それはストーリーとはなんら関係ないデス)
深く深く考えさせられます。
いまでも考えています。
食の大切さとか命の大切さとか…
そんなものよりもっと壮大な生命の営みとか命の起源とか…
そんなものに思いをめぐらせています。
« はずかしながら…プレゼント企画です。
『ピストルバルブ』ミニライブ »
コメント
私も
私も読んだな~これ。映画の広告見て、あれだな、って思ってました。そして、私にはできないな~って。それだけの覚悟がない。
でも、その作業を人任せにして、その苦悩を知らないで、食卓ではなんの罪悪感もなくおいしく楽しく食べている。そのことを、本当はわたしたち、知らなきゃないんだよね。
9歳の娘ちゃん、えらいね。目をそらさずに、逃げずに観たのね。連れて行ったお母さんもえらいわ。そして娘ちゃん、お母さんの言葉の意味を9歳なりに理解してるなんて。きっといい子育てしてるんだな~と思いました。
ps 「共食い」はウケました!
mayui #npNid/5k | URL | 2008/11/21 07:55 | edit
mayuiさんへ ***
実は行くまではそんな深く考えずにもっと軽い気持ちでいきました。
「妻夫木くん、カッコイイ~~」的な…。
ちょっぴりお尻の位置と地面の位置が他人より近い(?)こと以外、
欠点の見つからない感じがスキ。
温かい眼差しも、笑顔も。
ただ、人のよさが全面に出すぎて「好きな男性俳優」といわれても
なかなか名前が出てこないけど…。
(あたし、もう少しセクシャルな方が好みです!!)
賛否両論。この手の話は何が正しくて間違っているのか、答えはないのだとつくづく感じました。ただ、あたし達はそうやって他の命を犠牲にして生きているのだという現実を受け止めて、生きていかなければならないということ。
たくさんの命を犠牲にして生きているからこそ、無駄な人生にしちゃいけないんだってこと。いっぱいいっぱいメッセージが詰まってますよね。
非常にためになりました!
トラックバック
トラックバックURL
→http://kokemomosweets.blog101.fc2.com/tb.php/181-583cb89c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| h o m e |